こんにちは、こんばんは。
今日は残念なニュースをご紹介します。
つい先日、オリックスが2020年3月期第2四半期決算発表を行いました。
この中で発表されたある内容にショックを受けた投資家は自分を含め少なくないのではないでしょうか。
今日は個人投資家にも人気の高い銘柄であるオリックスについてお話したいと思います。
1.オリックスの概要
そもそもオリックスはどんな会社なのか。
基本的には金融関係の会社といえますが非常に多角化しています。主な事業だけでも以下のようなものがあります。
●法人金融サービス
●メンテナンスリース
●不動産
●リテール
●海外事業
●エネルギー
●空港運営 など
非常に広範に事業を展開しているので一気に全てがダメになるといることは可能性が低いと考えます。
そういう意味では株主としては安心感があります。
2.今回の衝撃ニュース
さてそんなオリックスが発表した決算のうち、個人的に自分がショックだったのがこちらです。
いまだにショックを隠せません・・・
これが何を意味しているのか、少しお話したいと思います。
注目すべきは2020年3月期の通期配当額が『配当性向30%もしくは76円の高い方』とされているところです。
配当性向とは『純利益のうち配当金の割合』を表す指標です。
つまり、利益のうち、30%を株主に還元してくれるということになります。
そして仮に今回の決算通りの数値だとすると、配当性向は約32%になります。
つまり→
配当性向32%<配当金76円の可能性が高いと予想されます。
そして76円は19年3月期と同額になります。これが何故衝撃なのか。
オリックスは元々株主への還元をとても重要視してくれています。
そして過去9年間連続して増配(配当金を前年より増額)してくれていました。
それが遂に途絶えてしまうことになるのです…
もちろん、配当利回りでみても未だに高い水準なのは変わらないのですが、これは結構ショックでした。
3.オリックスは売却すべきか
上述した決算、配当金の事実上の連続増配ストップの衝撃はありましたが、それではすぐ売却すべきなのでしょうか。
個人的には結論としては暫く保有を継続したいと考えています。
その理由は以下の2点です。
●減配ではないこと
●魅力的な株主優待
(1)減配ではないこと
既に何度もお話した通り、今回残念ながら増配は恐らくストップしてしまうことになりました。
しかし、会社の方針は『配当性向30%もしくは76円の高い方』としています。
これの意味するところは前期の76円は維持するという強い意思の表れであり、減配はしないというメッセージを感じました。
このあたり株主への還元の姿勢が見られた点は個人的には嬉しかったです。
わざわざ株主還元の方向性として明言した訳ですからね。
(2)魅力的な株主優待
オリックスは配当金に加え、実は株主優待制度を導入しています。
ご覧の通り、3年以上保有するとグレードアップする仕組みとなっており、裏を返せば長期保有している株主を大事にしようとしている姿勢が見てとれます。
具体的な金額は明記されていませんが、想定するに
●Aコースは10,000円相当
●Bコースは5,000円相当
このくらいを考えてよいと思います。
株主優待だけを目的に投資することはどうかと思いますが、配当金への方針と合わせ考えて投資する価値は十分にある銘柄だと思います。
4.今後の方針
自分としては今回の決算は残念ではあったものの、株主を大切に考えてくれているメッセージを受け止め、暫く保有を継続したいと思います。
そして増配はストップしたものの未だに利回りの魅力的な配当金と株主優待を頂いて資産を増やしていく方針としたいと思います。
富裕層に俺はなる!
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