こんにちは、こんばんは。手数料が大嫌いな自分ですが、非常に嬉しいニュースが飛び込んできました。それがこちら。＊SBI証券のHPより抜粋自分は証券口座を複数利用していますが、メインではSBI証券を利用しており、そのSBI証券が今回打ち出したこの手数料改正は中々嬉しい内容です。上記だけでは中々よくわからないので以下もう少しご紹介したいと思います。

１．今回のSBI証券の手数料改正内容

さて、改めてSBI証券のHPの内容をもう少し細かい部分も含めて見てみます。

（１）適用時期

まず新しい手数料が適用されるのは２０２０年１０月１日約定分からという点です。９月中は現在の手数料が適用される点は注意が必要ですね。

（２）適用内容

そして適用内容ですが、手数料プランに『アクティブプラン』を選択している場合の取引が対象になります。 SBI証券では『スタンダードプラン』（＊１取引ごとに手数料を計算するプラン）と『アクティブプラン』（＊１日の約定代金合計額に対して手数料を計算するプラン）とがあります。正直、ここはアクティブプランでよいと思っています。そして従来はこのアクティブプランにおける手数料が１日の約定代金合計額５０万円までが無料でした。つまり５００，００１円以上から手数料が発生していたわけです。そして上記の図の通り、大手国内証券会社の多くはほとんど同様の手数料体系です。それが今回の改正で、一気に２倍の１００万円まで手数料が無料となりました。これは個人的には結構ありがたいです！！もちろんメインで使用している口座だからという理由もあります、具体的なイメージをご紹介したいと思います。

３．今回の改正の具体的なメリットイメージ　＊自分的なもの

（１）無料で取引できる銘柄数の増加

一つは単純にこれです。新たに株を購入したいと考えた場合に、これまでは５０万円以上売買すると手数料がかかる状態でした。複数単元を購入する場合には２日・３日に分けて購入することもできましたが、単元取引（基本的に１００株単位）での売買で５０万円を超えてしまう場合にはどうしても手数料が発生することになっていました。これは単純にコスト削減になるので非常にありがたいです。というか、ここはやや愚痴になりますが、日本の証券会社はこの売買手数料で利益を出している部分が大きいですが、ここがそもそもおかしいんです。海外の証券会社はこの売買手数料ではなく、サービス・付加価値の部分で利益を上げており、本来投資・資産運用のプロである証券会社が一個人から株を購入する際の仲介の手数料で利益を上げようとすることが正直いまいちだと個人的には考えています。日本人の性格的にもここが日本で投資が広がらない一要因に繋がっている気もしています。少し話がそれましたが、その意味でも今回SBI証券が打ち出したこの手数料の改正は非常にGOODだと思っています。

（２）保有銘柄入れ替えの際の売買ロードの軽減

そして２つ目がこちら。これも非常にありがたいです。現在自分はサラリーマンをしながら投資を行っており、頻繁に画面を見て取引を行うことが現実的にできません。従って、終業後の夜や朝出勤前、お昼休みに短時間でチェック・売買をする状態であり、できるだけ効率的に行いたいと考えています。その中で①自分の保有株を売却⇒②現金化したうえで新たな株を購入することがあります。この場合、アクティブプランは前述の通り、１日の約定代金の合計額に対して手数料が発生します。例えば、現物取引で３０万円分のA株を売却して、同日現物取引で３０万円分のB株を購入する場合（細かい手数料や税金はここでは割愛） ①従来の手数料　　：合計売買額は３０万円＋３０万円＝６０万円　⇒手数料：７６２円（税込８３８円）　＊１００万円までの手数料が適用 ②今回改正の手数料：合計売買額は３０万円＋３０万円＝６０万円　（①と同様） ⇒手数料：０円　＊新たな１００万円までの手数料が適用 実に、８００円以上の手数料のコストがなくなります！ これってメチャクチャ大きいですよね？！　いやー、本当にありがたい限りです。 ＊①の場合でも、確かに信用取引・現引きを併用すれば、手数料は０円にできましたが、実際にやるときって結構面倒なんですよね・・・何回も画面を切り替えたりしないといけないですし。そういう意味では時間・手間のコストも削減されました。如何だったでしょうか。それほど頻繁に取引をするわけではない自分でもこれだけメリットを感じられていたので、中々大きな改正だと思います。おそらく大手ネット証券会社も今後手数料見直しを随時発表してくると思います。相乗効果で実際の利用者である我々のコストが下がっていくことが期待でき、この流れは個人的には大賛成です。こうした払わなくてよい手数料・コストの縮小はせっきょ富裕層に俺はなる！！