現在では投資をしている人はもちろん、投資をしていない人でも一度は聞いたことのある言葉となってきた「株主優待」。
特に最近では某有名人のご活躍もあり、雑誌やTV等で取り上げられる機会も増えてきた。
俺が大学生の頃、今から10年以上前になるが、当時株式投資を始めたきっかけの一つに株主優待があった。今日は自身の投資先として、株主優待(実質的には株主優待を実施している会社の株)への投資について考えてみた。
1.株主優待とは
株主優待は企業が株主を増やすべく(特に個人投資家)、配当金とは違う形で株主に対する還元を行うために優待品を贈呈する制度である。
配当金は当然ながら現金である。日本株であれば還元される場合は「円」であり、銘柄によって金額の多い少ないはあるが基本的に受け取る形は同じである。しかし優待品は品物である。
会社としては他社との差別化を図ることもでき、宣伝・アピール効果も高い。そしてその形は千差万別であり、宣伝を込めたての自社製品の提供や自社の優待券での還元はもちろん、カタログギフトや商品券、クオカードなど多岐に亘る。
また、単純にやはり形あるものをもらうと嬉しいということもある!そういう意味で優待を実施している企業の株(以下、優待株)への投資は個人的に非常に興味を惹かれるものである。
2.優待株への投資
株主優待に関しては投資家によって賛否両論ある。まぁ当然だ。
俺はと言うと、必ずしも肯定はしないものの、投資対象としては銘柄選択は必要だが、十分に検討に入れる価値のある投資だと思っている。
究極的に拘る方は実質的にタダに近い金額で株主優待を手に入れる(手数料等はかかるが)クロス取引を実践されているが俺には出来ない。面倒と思ってしまうので。
基本的に一度買ったら、購入した時の前提が崩れない限りは保有し続けるバイ&ホールドのスタイルだ。これが一番楽なんで(笑)。
方針としては、業績やチャート等は最低限確認した上で、以下の基準に該当するものを主なターゲットにしている。(中にはこれに該当しない状態で浮気して購入することもあるが)
【俺の優待株購入基準】
●配当金+優待の総合利回りが最低3.5%以上、できれば4%以上であること
●直近数年の間、配当が減配・優待が改悪していないこと
総合利回りについては現在の東証一部上場企業の配当利回りが2%弱であることを踏まえると、3.5%は欲しい。4%以上が理想だ。逆に高いに越したことはないが、高すぎてもちょっと二の足を踏んでしまう。無理してるんじゃないかとか、優待改悪するんじゃないかとか思ってしまう・・・そのリスクを少しでも減らすべく近年に配当の減配・優待の改悪をしている銘柄はその再発の可能性が高いと考えてしまう(企業がこの方針を普通にとりうる)と思うと魅力が激減するからだ。
一時期より優待株への熱量は下がって、今はどちらかと言うと、高配当株への投資にシフトし始めているが、それでもまだ100銘柄ほどは保有している。(と思う)
おいおい自分のポートフォリオの見直しとともに保有銘柄について検証していきたい。
富裕層に俺はなる!
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